9月29日火曜日、小雨。
昼間に感じられる残暑も少しずつ穏やかになり、
朝晩は寒さを覚える季節になった。
クールビズも終わり、久しぶりに上着を着て会社にいく日々。
違うことといえば、マスカゼがイケテルサラリーメンを目指していることぐらい。
それ以外は、何も変わらない。そんな、平和な国だ。
そんな中、僕はもう覚悟が出来ていた。
そう、今日もスリッパで帰宅することを。
こんなことは会社のエレベータに乗ったときから、
気づいていた。
そして、外に出ると小雨が降っていたが、
まったく迷うことはなかったんだ。
そう、僕の中には、強い一本筋の通った
自信があったんだ。
人は外見じゃない。
もし、僕がスリッパで帰っているからといって、
こそこそと振舞っていたらかっこ悪く映ってしまう。
ここは堂々と、いつもどおり本を取り出し、大またを広げて、
電車で読書に勤しんだ。
いつもより、思いのほか集中できた。
そこで思い出した。
日本ってなんてちっぽけなんだろう、って。
世界ではものすごく大変な、ことが毎日といっていいほど起こっている。
それなのに、日本人は小さなことで騒ぐんだ。
だから、大切なものを見失ってしまったのかな。
一番大切なこと。それは、自分の中に存在する気持ちなんだよ。
自分の気持ちを大切にすること、これが僕たちの原点だ。
そして、残された明日への道。
こんな平和な世の中なのに、
みんな不幸だとか、面白くないとか、お金がないとか、忙しいとか、
そんなつまらないことばかりで日々が埋められている。
それでは、いくら付加価値を生み出したとしても、
本当に大切な人には受け入れられないちっぽけな付加価値だ。
自分の気持ちに素直になったときに見える姿が、
自分が目指す姿。
だから、今日も僕はスリッパで帰宅する。
それが原点に返れるような気がするから。
無理やりやれとは言わない。
確かに、視線が気になるんだ。
でも、それを乗り越えたとき、
新しい自分、そして社会に出会えるんだ。











最近のコメント