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2011年1月 6日

【社会環境】自転車版オートマは日本に流行らなかった

私の乗っている自転車はかれこれ10年前に買ったもので、

当時中学から使っていた自転車をぼろぼろにしたために、

祖父が見かねて買ってくれたものだった。

新しい自転車は、前のように無茶な扱いはしなかったので、

見た目だけは非常によい状態を保たれている。

装備も万全で、当時最新式だったなんと自動変速機能付きだった。

つまり変速がオートマチックなわけだ。

さらには車では当たり前となったリモコン型のカギを搭載している。

あれから10年が経って、オートマチックもリモコンも動かなくなった。

カギは手動でも出来るのでいいとして、変速機能は復活したいところ。

ここ5年ぐらいは動かないままほったらかしにしていたが、

そろそろ自転車も活用したいなと思い、自転車屋に相談に行った。

すると、自転車屋のおばちゃんは懐かしいものを見るような目で、

私の自転車を見た。

「だいぶ前にちょっと売れたけど、今は全然見なくなった」

とのことだ。

自転車版オートマは流行らなかったのだ。

おばちゃんではなく、詳しい兄ちゃんに見てもらうと、

どうも電池切れでは無いらしく、
センサーがいってしまっているかもしれないとのことだった。

センサーだけ取り替えることが可能かと聞くと、
恐らくユニットごとの取り替えになるだろうとのこと。

そもそも、自動変速のユニットを自転車屋で直せるはずも無く、
しかも廃れてしまったような機能をすぐ直せる訳が無いし、
前例がなかった。

すべてはメーカーへの問い合わせが必要ということだった。
しかも、その自動ユニットが今存在するかも分からないという。

そこで、兄ちゃんから思わぬ言葉が発せられた。

「あとは、手動にしてしまうかですね」

「えっ?そんなこと出来るんです?」

話を聞くと、手動で動かすところを自動にしているだけで、
手動に取り替えることは簡単にできるという。

日頃のメンテを考えると、この自動ユニットが流行らなかった理由も分かる。
手動なら簡単にやってのける自転車屋も、自動ユニットとなるとメーカーの部品をそのままつけることしか出来ない。

ランニングブームと同じように自転車ブームが来ていると思うが、
今買われている自転車の志向と、自動ユニットは全然違うもんなんだろう。

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このページは、マス風が2011年1月 6日 16:07に書いたブログ記事です。

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