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2006年9月18日

就活に成功はあるのか【就活の意味】

<「学校では教えてくれない就活」シリーズ>

就活に成功はあるのか?
私がこう聞かれたら、このように答えるだろう。
自分の将来を真剣に考えることが出来たら成功だと思う、と。つまりこれがいい機会というわけだ。(就活の成功に、私は就職先は関係ないと思う。自分の中にあると思う。)

少々浅い意見のようにも思うが、これにはわけがある。私は当初、この就職活動という活動の概念が全く分からなかった。つまり、就職活動はどんな活動なのかが分からなかったのだ。なぜそんなに騒ぐのか、と。

しかし調べてみると、一見関係ないというか、回りくどい自己分析などを要した。今まで受験で経験してきた、自分がいける範囲で出来るだけレベルの高い場所を目指すというルールからすれば、少し様相が違うようだ。

それもそのはず、就職というのは、そんな単純なものではないからだ。

大卒3年以内に3割

高卒3年以内に5割

中卒3年以内に7割

就職しても、これだけの人数がその会社を去る現実があるといわれる。せっかく就職した会社を3年以内に去るとは、悲しいことである。しかし、それはなぜなのだろうか。

確認だが、別に転職が悪いとは言っていない。しかし、もし自分に実力が着く前に、そのような事態になったらどうなるのか。その後が想像つくと思う。(ただ、第二新卒という道があることだけは気持ちにとどめておいてほしい)

なぜ、そんなに多くの人が早期辞職をするのか。この答えが、就活時に自分の将来を真剣に考えることが出来たか否かで決まるということなのだ。浅すぎる自己分析なのか、浅すぎる業界研究なのか、それとも運が悪かったのか。しかし、自分の意思が固まっていれば、いくら運が悪くても壁を越えることが出来るはずだ。

だから就職先を見て、成功は失敗かは判断できない。中身が大事なのだ。

おそらく、上のような人たちは、その時になって初めて気づくのだろうと思う。そして、ようやく自分自身について真剣に考え出す。

結局は、そのとき、その人がこの早く辞めてしまったことに対してそのミスマッチに気づき、良いきっかけであったと思うのだろうが、そんないいきっかけは就職活動のときにもあったわけでなのだ。

だから、このような現状を早めに見て、このままいったら自分もそうなると仮定して、今何をすればよいか考える必要があるといえる。

だから、あなたがネームバリューや給与、業界の先行きや企業の経営状態を特に重視するならば、ちょっと待った方がいいかもしれない。あなたにとっての「いい会社」とは、どんな会社なのだろうか。よく考え直して見る必要があるかもしれない。

親を安心させる、など、その考えにはいろいろな理由があるとは思うが、働くのは自分だ。自分が生き生きと働ける姿を見るほうが親からしたらいいと思う。それに、好きこそものの上手なれ、という言葉があるように、好きなことなら業界の平均年収が低くても多く稼げるかもしれない。

まとめていうと、就活の成功が就活終了後にすぐ分かるというものではない。就活はあくまでもスタートラインに立つための準備運動みたいなものだと思ったほうがいいということだ。

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