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2006年7月30日

就活とは何か【就活の3要素】

<「学校では教えてくれない就活」シリーズ>

「就活とは何か」そんな問いを、具体的に、そして徹底的に噛み下して考える。

就活はこんな3要素から出来ていると思う。
①自分を知る(そのための自己分析)
②相手を選ぶ(そのための業界研究、会社研究)
③自分を伝える(そのための自己PR、志望動機)

つまり就活は「自分を知り、自分に合う相手に、自分を伝える活動」だといえる。

ここで気づいた方はすごいと思うが就活にはある程度順番というものがある。いきなり相手に自分を伝えたところで、何を伝えていいか分からないし、伝えていることが間違っているかもしれない。そんな無駄なことをしないためにも、順番どおりにすべきである。


上は就活の3要素だったが、これを逆の立場、つまり企業の採用活動を考えてみるとさらにわかる。(これはもちろん想像の域を出ないのだが)
①自社を知る
②自社を伝える
③相手を選ぶ

採用活動の場合、就職活動の場合と順番は違うんだがやることは同じ。
つまり採活は、「自社を知り、自社を伝え、自社に会う人を選ぶ活動」だといえる。

就活も採用も、両方とも「知る」「選ぶ」「伝える」という要素で出来ている。
これは人が出会う、どんな場合でも同じことが行われることを考えると、これを磨くことがビジネススキルを磨くことそのものだと言える。


ちょっと話が飛んだが、以上の3要素を知っておくといいことがある。
なぜなら「不採用」になった場合に無意味に落ち込まなくてすむ。
それは原因がある程度推測がつくから。そして対応策が立てれるから。である。


就活①が出来ていなかったら……
「お前はそう言うけど、こっちにはそんな風に見えないけどな~。ほんとにそう思ってる?」ということになっている。つまり自分に嘘をついている可能性がある。よくあることだけど、きれいごとばっかり言っていたりする。自分の軸をもう少し探る必要がある。

就活②が出来ていなかったら……
「へぇーすごい!!それじゃああの業界で最高だね。うちにはいらないよ。」となる。つまり間違ったところにアプローチしている。落としてくれたことに感謝しなければならない。もう少し業界全体を見渡して見よう。

就活②が出来ていなかったら……
「あ、そう。あ、そう。んーで!?お前は結局何を言いたいの?」となる。つまり相手に理解もされない状況。これではどんなにすごい人材も評価が0になる。分からない人間を採用するのは企業としてリスクが高すぎる。


人を採用するためには、まず分かり合うことが前提になると思う。いいか悪いか、合うか合わないかはその後に決まる。私なんか最終面接が終わったあとに、また面接させてくれといわれ、その挙句に落とされたという例があった。それだけ企業も真剣なのであるが、この場合、気軽に内定をくれていたら完璧にミスマッチだったと思う。

落とされるときは、ただ「ダメな人間」だから落とされたわけでは無くて、さまざまな理由がある。自分を信じてがんばろう。

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