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2006年4月29日

小さいことにくよくよするな!

今日は、普段少しでも「時間が無い!」と思っている方にオススメしたい本がある。

「小さいことにくよくよするな!」
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あなたが、今問題にしていることを思い浮かべてみてください。
それがもし、一年前に起きた出来事だったとしたら、どう思いますか。
人生は非常事態ではありません。過剰反応せず、本当に大事なことに時間を使いましょう。

こんなことが書かれているこの本を読んでから、私はなんだかすごく楽になった。

いままで何かに追っかけられてたのかな。
そして少しずつ素直になれた気がした。

たぶん今まで、相当あたまの悪い人間だったんだと思うよ。
何かを吸収しようと思うばかり、「そうしたほうがいい」とか「そうすべきだ」、さらには「そうしなければならない」、とそんな言葉ばかり頭の中を過ぎってるんだ。

結局は色々なこと、ものに振り回されてた。

しかもタスクだけ一人歩きして、目的がいつの間にか失われてる。
だから何事にもやっつけになったりする。やった中身は何もないということだ。
弁護士になる人だって、弁護士資格にとるために生きてきたんじゃなくて、人を助けたいから。
目的を忘れたら、空っぽの資格にすぎない。

人の目を気にするのも同じこと。結局意味が無い。
人の目を気にするってことは、人に認められたいから。万人に認められるのなんてこと、そんなのありえないのに、八方美人を決め込んでしまうんだ。おめでたいとしかいいようがない。

インターンを始めてからようやく分かったことがある。「頑張る」ってことは「焦る」ってことではないということ。この本をよんでさらに明確になってきた。

前の自分は、焦らないと何にもならないような気がしていた。「焦らない=楽をする」だとも思っていた。しかし違ったんだ。

車で道を走るより、その道を歩いていったほうが発見がたくさんあったりする。
焦って回った観光地よりも、旅館の女将さんのキャラのほうが思い出に残っていたりする。そんなことで世の中が動いてる。そして、結局何をしても時間は過ぎていく。何をしても。

だから、営業で焦って言いたいこと言ってさっさと次にいっても面白くない。自分が面白くないってことは相手も面白くない。これで成果が出るほうがおかしいよ。

普通に楽しんだらいい。ま、それが難しいんだが、まずもっと素直になることが一番だと思う。

素直になるってことはいいことだ。
あれがしたい。これがしたい。っていう感情がせっかくあるんなら。そのまま出そう。
ただ、いままではつまずいてた。「だけど……」。そんな言葉が、言葉として出ないうちに頭の中で考えて、すぐにあきらめてしまう。

この「だけど」に続くことばが、「人に迷惑をかけること」以外だったら、かまわずやったほうがいい。
世間体とか、お金の損だとか、それこそ時間がないだとか、そんな浅はかな理由でやめるのはもったいない。人生は「やりたいことをやるため」にある。楽しむためにある。

幸せになるために、決められた時間をどう使うか。

幸せって何なんだって言われれば、その人の人生観に向かって生きること。
だからお金が無くても幸せな人もいるし、仕事のみに命をかけるのが幸せだったりもする。人生観が出来てないなら見つけないといけないよ。それだけは生きる責任だと思う。

あなたの等身大の人生観、あなたらしい人生の成功例。
これに向かうには今何をすればよいのかを考える。答えがでたらそれをかまわずやってみる。

こんな充実した時間の使い方はない。

ちゃんとビジョンが見えているなら大丈夫。その過程も幸せになれるから。
最悪、あした死んでも笑顔で死ねるんだと思うよ。

だから今急いでいた足を、少しとめてみよう。出来ないなら、緩めるだけでいい。
そのあと必ず、しっかりと踏み出せるから。

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