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2006年4月21日
思い出深い品、合格茶碗とちりめん山椒
今日も真っ暗な部屋に帰ってきた。
時刻は21時30分。
こんな帰宅の様子も一人暮らしを始めた頃はかなり違和感があったが、なれというものは怖いものですっかり当たり前になった。
そんな部屋には、私を出迎えてくれる思い出の品がある。
まずは、私が高校2年の頃にクラスの副担任のような先生からもらったものだ。
陶芸を第二の仕事としている、かなり変わった先生であった。授業は数学を専門としていて、その他の機会にはあまりお目にかかることのない先生だったが、私たちが受験を迎えるにあたり「合格茶碗」を全部手作りでこしらえてくれたのだ。
私は高校3年になったときに高校を辞めているので、高校時代の最後の思い出の品となっている。
これに入れてのむ熱いコーヒーはたまらなくおいしい。
(同じものを持っているかたいましたら、私までご連絡ください。)
次にご紹介したいのはこちら。
ちょっと分かりにくいが、ちりめん山椒だ。
私は京都に来てから初めて口にしたが、山椒のピリっとした辛さがたまらない。
なぜ、これが思い出の品なのかというと、昨日ある居酒屋のご主人からもらったものだからだ。
その居酒屋は、「お食事処 和(なごみ)」といい、私が先日見知らぬおっちゃんに指摘をいただいた現場である。(ナカタさんの話です。)
昨日はちょうどインターンの仕事でその店舗に伺っていたので、私が内定の報告をしたら、お土産にちりめん山椒を持たせてくれた。本当におめでとうといってくれた。
たった一日、いや数時間のお付き合いなのだが、ここまで思ってくれるご主人のでかさを感じた。そして、人のご縁を大切にせなあかんねやなーとしみじみ感じた出来事でした。
ちりめん山椒は合格茶碗と違って、食べたらなくなってしまうものですが、気持ちだけは覚えておきたいと思いました。
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