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2006年2月12日

僕の尊敬する人「おじいちゃん」~信念~

今日は、僕のおじいちゃんを取り上げようとおもう。
それは僕の人生に大きな影響力を与えた人物であるからである。

おじいちゃんの姿はいつも偉大だった。
それは親戚一同をまとめる姿からではなく、彼の筋の通った信念にある。
その信念の内容を言葉にするのは難しいし、僕にはとても網羅できないだろう。

「人に迷惑をかけるな」とか、
「まずは一回やってみたらいい」とか
色々あるんだけど、彼の話は経験から来るもので言葉にとても重みがある。

僕が株をやっていると聞いて「本気になったらいかん」とも言ってくれた。
なぜならどちらも人を不幸にするからだという。
①儲かったら、仕事(本業)で稼ぐことに無意味さを感じる。
②負けても、仕事(本業)で稼いだお金が一瞬で無くなり、また無意味さを感じる。

彼はそんな理由で株を本気でやらなかったため、バブル崩壊も関係なかった。現実をしっかりと見た、彼の信念だ。

その後、株で命を失った人も何人も見てきたというから長く生きるというのは恐ろしい。


その上、彼にはクリエイティビティがすさまじい。おそらくそのような信念から生まれたものだろうと思う。

おじいちゃんは鉄工所を経営している。鉄工所は「鉄を加工する所」と捉えれば分かりやすい。
漁船に積んでいる、網を上げる装置などを製作している。
とはいっても現在は業務を縮小している。設備投資の問題と産業縮小の影響があるらしい。
これも彼の経営判断だ。

曾祖父が創業したものなので彼で2代目となる。創業当時は、起業ブームだったそうな。今考えたら面白い。


僕が思い出させる彼の代表作品は「干物乾燥機」だ。

それは、おばあちゃんはよく干物を作っていたが、よくハエがたかるということに注目して作られた。

海辺の田舎の家ではよくある話。しょうゆなどから出来たタレに付け、網にのせて干す。

普通ならその上に、網戸の素材の袋をかぶせて干すことになる。しかし、それでは一日で完成しないらしい。

そこでおじいちゃんは、拾ってきな洗濯機のモーターを利用して、特性の干す機械を作った。

円形の金網(もちろんこの網は彼の手作り)を常に回転させるというシンプルなつくりではあるが、機能としては完璧だ。

ハエがたからないという点をクリアしたとともに、干物の完成スピードも上げたのである。


ほかに大規模なものは階段である。なんと収納式だ。

家が狭いということを理由に収納式にした。もちろん手作り。

前は部屋の真ん中に階段があるという感覚であったが、それが一気に改善された。


彼の家にはそんなクリエイティブな作品であふれている。


そこで僕は影響された。

「社長になって経営したい」「一つのものを作り上げる大工になりたい」

その小さい頃の影響は必ず自分に染み付いている。自分の中で目標となる人物かもしれない。


いま思うと曾祖父を見たことが無いのがとても残念だ。どんな人なんだろうか。でも大体想像がつくかな。


とくかく僕は、彼のように信念をもって生きていきたい。

自分の手で自分を生き抜く。それがすべて。

コメント(2)

めっちゃ素敵なおじいちゃんやね^^
株の考え方にも共感。

きっとまっすぐで、すごい人やったんやろうね^^

>あっこ
あっこさんコメントありがとう☆

自分の中ではほんますごい人だね。
でも最近そのことに気づいたんだよね。
「こんな身近に影響力のある人がいたんだ!!」って。

あれからまた考えたんですが、やっぱり僕の一番の目標はこの人しかいないなぁって思ってる。

なんか目標が出来ただけでうれしくなったよ^^

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このページは、マス風が2006年2月12日 02:25に書いたブログ記事です。

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