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2005年5月23日

年金制度の基本の基本

年金というのは最近、話題になっていたので重要事項の一つだと思います。
といっても僕も二十歳になり、国民年金に加入している一人です。(学生納付特例制度で支払は先送りされております)

以前、銀行業務検定という資格に挑戦しようと思い、初めに興味のあった年金アドバイザーの資格を目指していたのですが簿記検定の期間が近かったためこちらのほうはほとんど勉強していない状態にありました。

しかし、今回は資格取得の面からではなく一日本国民として覚えておかなくてはならないだろう重要事項を学習したいと思います。もちろん企業年金とは別分野です。


まず、その企業年金と普通の年金の違いってなんやねん!ってとこから見て行きたいと思います。
企業年金とはいわゆる、私的年金というもので企業が社員の福利厚生のため行われるものです。その代表として厚生年金基金というものがあります。もちろんこれは名前は似ていますが厚生年金とはまったく違うものです。
今回取り扱うのは公的年金というものでその種類に、国民年金、厚生年金、共済年金と呼ばれるものがあります。


年金は2階建て

年金が2階建てという話は聞いた事があると思います。たしかちょっと前に民主党がこれを一階のみにしようと試みていました。
まず一階の部分を見ていきましょう。これは国民年金といわれるもので、基礎年金とも言われます。もちろん一階建てのみの人もいるので要注意(二階が無い人)。
その次に二階の部分です。
これにあたるのが厚生年金と共済年金です。厚生年金というのは一般企業に勤めている方が納めます。共済年金は公務員の人が該当します。
よく厚生年金だけを納めていると勘違いするそうですが実際には国民年金の部分と厚生年金の部分があるのです。


1号2号3号の話
厄介なことに上の区別とは別にこのような分け方があります。
1号は20歳以上60歳未満で日本国内に住所を有する者で下の2号、3号に該当しない者(自営業者や学生などがこれに当たる)
2号は70歳未満の厚生年金の被保険者や各種共済組合の組合員・加入者(サラリーマンと公務員)
3号は第2号被保険者の被扶養配偶者で20歳以上60歳未満の者(2号の奥さん)


よくある例
ある女性の人生を追ってみよう。
20歳、まだ学生なので国民年金の1号となる。
22歳、就職をしたので厚生年金の2号となる。
30歳、結婚により退職、夫の被扶養配偶者となる。国民年金の3号に。
40歳、旦那が脱サラして自営業に、妻は国民年金の1号になる。
このように長い人生必ずといってよいほど年金の名前が変わるので要注意だ。


肝心の保険料
国民年金
同級生でも仕事している人やフリーターはもう払っている人がいるはずです。
月額13,580円
付加保険料  月額400円

厚生年金
標準報酬月額×保険料率(給与の場合)
標準賞与額×保険料率(賞与の場合)
現在の保険料率は139.34/1000だそうです。

共済年金については探しても見つかりませんでした。ほかに取り決めがあるはずです。


今日のところはこのへんにします。
とにかく現在の年金制度は改正を重ねるたびに複雑となり、そのものの関心が薄れています。
抜本的な解決策があるといいのですが。まあその辺は国会議員の人たちに任せましょう。

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