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2005年5月19日

お笑いから学ぶコミュニケーション

関西弁のイメージはなんだろうか。おそらくすぐに出てくるのがお笑いであろう。

関西に来て2年になるが確かに初めは芸人かと思うぐらい面白い喋り方をするやつがおおい。
僕は昔から(大学に入る前も)お笑い好きで、特に吉本芸人が好きだ。
吉本が好きで、スカパーでよしもとファンダンゴ(専門チャンネルだ)を取っていた経験もある。

僕はいままで見てきた経験からお笑いが最大のコミュニケーションだと思っている。
普段は純粋にお笑いを鑑賞しているが文章に関する本の読書(後から紹介したい)やコミュニケーションを普段から考えているとお笑いにまで課題が見えると思ってしまった。
そこで次の点から素人ながら検証したい。
1分かりにくいネタとわかりやすいネタ
2オチの必然性
3そもそも笑う事が出来るのは

1.分かりにくいネタとわかりやすいネタ
いろいろな芸人をみていると、やはり面白くない芸人も出てくる。
その中ではその芸人をたびたび見ているうちにそのツボがわかっていっきに好きな芸人になったりするのだが、それはなぜだろうか?
それはおそらくその芸人がどのような話しをしているか最初はよく分からないからなんだと思う。だから見ているうちにどのような人間かわかってそのツボも分かる。これは理解するまでに時間がかかる例かもしれない。
最初に面白くないのではないかと思った芸人は実は自分にとって理解しにくい内容であっただけなのだ。
これが自分にも理解できればマイナーと言われる芸人でもぼくは大好きになってしまう。

いっぽう最近のお笑いブームの中身はなんだろうか、それを支える数多くが陣内智則のようなテレビを使ったりなにかフリップ(要は何かを引用している)を使ったりするものではないだろうか。
それは一瞬で何が言いたいのか分かるもので、一般に無名といわれる芸人でも笑いを取れる事がわかる。
「ex.このHDDビデオは120GB分の動画を保存できる⇔このVHSビデオは6時間録画できる(前者ではその知識が無ければ分かりづらい)」

2.オチの必然性
どこかのテレビで見たことがあるが関東の人が喋っていると関西の人が「オチは?」とオチを求めたという。
確かにお笑い文化の大阪ではオチは必要不可欠なのかも知れない。

それにしても失礼な話しである。
しかし、笑いに肥えている関西の人にとっては「だからなんだ?」という事が大事というのを表しているということなんだとおもう。
一振り二振り三にオチとは行ったもので振りは全てオチに繋がるように出来ているのが分かると思う。つまりオチは結論であってそれが無ければ完成しない。
「ex.今日は最高気温が30度あった⇔今日は30度あって熱かった(前者はただのニュース。その人の意見ではない)」

3そもそも笑う事が出来るのは
話しの内容が明確に理解できることの前提が必要であるということ。
英語で面白いことを言われても英語が理解できなかったら同じ事だ。

つまり話を分かってもらう事。


まとめ
長々と喋ったのはいいが結局何が言いたいのか分からなければ、うまくかみ合わず、なかなか話しが進まない。
面接などで問われるコミュニケーション力もまさにこれだと思う。自分を分かってもらうために就職活動で様々な人に話したり、文を書いたりする。
その過程において大前提は相手にわかってもらうことが必要である。
その手段としては1.誰でも理解できるように何か引用し工夫すること(具体例)2.それがオチ(結論)に繋がることが前提になってくる。
こうして話しに一貫性を持たせる事が出来れば、たいていのコミュニケーションはできる気がする。普段から気をつけてコミュニケーションしていきたい。

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このページは、マス風が2005年5月19日 18:33に書いたブログ記事です。

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