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2005年5月18日

閑話休題 中学の時の友達

僕が中学生の時、ある友達がいた。

今回はこの友達のドラマティックなストーリーを紹介するとともに何か得るものがないか考えてみよう。

この友達は何者なんだといわれれば普通の友達であった。
彼にはじめてであったとき僕は中学1年生、中学で始めて同じ学校になった人である。
それまでの彼がどうだったかはしらないが、中学での学力は僕と同じぐらいだろうか。先生にいつも頭が固いな~っと叩かれていたのが彼であった。

その友達とよく遊ぶようになったのは中学2年ごろ、ゲームが大好きな彼であった。
中3になりそろそろ受験かという時期になる。僕もその彼も同じ塾であったがそこで差がつき始めた。
その塾は3ランクに分かれていたんだが僕は一番よいクラスから2番目、3番目と落ちていくことになる。そいつは初めはたしか2番目だったが、最後には一番言いクラスになっていた。

結局はいうと2人とも同じ高校(一応進学校)に進学することになるのだが、入試の結果から彼は特進クラスに、僕は標準のクラスである。

後から聞いた話だが、その彼は3年の春から毎朝5時に起き、父親に彼の苦手であった英語を夏が終わるまで続けていたという。

先を越された!!正直これが僕の感想であった。しかし今考えるとやらなかった自分が悪いのであって越される越されないの問題ではないことは明らかである。

その後、ますます差はつくことになる。
僕は中途半端に社会に反抗したいのか、タバコを吸い、違反の制服(田舎の学校の特徴ですが)、金髪、などをして何らかの満足を得ていた(こんなこと出来るのは高校時代ぐらいだ。とか言っていた。実際いい経験だけど)、当たり前だが周りの環境も悪いものになっていった。

そのころから彼との交流はほぼ無い状態までになる、彼は彼の環境で高校生活をすごしていたのだ。

そして、大学受験の年を迎えることになる。

この年に僕はある決断をすることになるのだがここでは差し控えたいと思う。また話題がきたら話したい。

さすがの僕も大学に進学したいという気持ち(プライド)があったため、少しながら対策をはじめることになる。
そのころ親の干渉から逃れたかったのが第一にあったので「県外で一人暮らし」ということを決めた。そして当時珍しかったインターネットで広告収入をもらった経験から自分で経営したいと思うようになり、経営学部のある大学を探した(今は起業するつもりは無い)。
そして全国からの消去法でこの大学に入ることになる。第一志望など何も考えていなかったが、この学校で本当によかったと思っている。
しかし、世間から見たレベルは俗に言うEランクという相当低いレベルの大学に入学した事実があった。

さて、彼の話だ!!
噂というものは広がるもので僕の耳にもすぐに届いた。
なぜなら彼は早稲田大学に合格していたということだったからだ。
中学校の時につるんでいたやつらの中ではおそらく最高ランク(もう一人いるけど)。
高校も進学校の中では下のほうであったため、早稲田というのは珍しく、噂が広まるのも当たり前だった。


中学の時にあのような状況であったのが4,5年間で相当変わるものである。ここで忘れてはいけないのが彼が中三の時のあの頑張りである。苦労は報われる。継続は力なり。そのとおりだと感じた。

この前久しぶりに成人式で彼を見ることになった。喋りかけてみると一見まったく変わっていない彼が姿があったのが印象的であった。
おそらく、彼は今後、この学歴社会が残っている中(残って当たり前だと思うが)、超優良企業に就職するに違いない。

僕の横を鮮やかに抜いていった。
別にライバルとするわけではないが僕の中で印象に残っている一人である。人生に一度はほんまに一生懸命頑張ったと胸を晴れることをしなければいけないと思った。

コメント(2)

文才があるようですね。就活は自己表現だからこの調子でがんばって

始めて言われました^^;
それを励みにさせてもらいます!

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