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2012年2月 1日

【日常描写】儲かっている社長のコンディション管理傾向

こんばんは、マス風です。

さて本日は「コンディション管理」について。

メンタル管理というか、モチベーション管理というか、

適切な言葉が浮かばなかったので適当にタイトル付けました。

「管理」という言葉は適切ではないかもしれませんが仮で使っていきます。


最近は、成功している方から深くお話を聞くことが多いです。

お金をもらって、講演一本聞いているような感じで、非常に特をする仕事だなーと思います。

ここでいう成功者とは、ただの成功者ではありません。

大げさに書くと、

・仕事に注ぐ時間はサラリーマンの半分以下

・稼ぐお金はサラリーマンの倍以上

というような形態で仕事をされている方です。

なので、ベンチャー企業を立ち上げて24時間バリバリ働いているという感じではありません。

プライベートな時間をかなり取っている人たちです。

人生を心のそこから楽しんでいます。笑顔です。

こういう方が結構いらっしゃいます。もちろん、多くはありませんが。


スモールビジネス業界をこの観点で分類するとこうなります。

・身を粉にして頑張っているけど、儲かっていない(Aタイプとします)

・身を粉にして頑張っていて、儲かっている(Bタイプとします)

・余裕があるのに、すごく儲かっている(Cタイプとします)

下に行くほど、少数派です。

これは面白いことに顕著に出ています。

中途半端な人はあまり見たことがありません。

大多数の人が一番上の段階でもがいています。

私はまだAタイプの段階で、試行錯誤中な修行の身です。


最近は話しているだけで、

相手がどこに位置するのか分かってくるようになりました。

それは考え方が全然違うからです。

私の中でまだ明確な基準があるわけではありませんが、

感覚的なところでそう思います。

一緒に仕事をすれば更に明確にわかります。


傾向として2つあると思います。

・自分ニーズを大切にしている

・迷いが無い、諦める、割り切る


【自分ニーズを大切にしている】

これは、自分の感覚をしっかり持って、自分のやりたいことをやっているということです。また、それを常に意識しています。

この前の記事(現状に満足するな)に書いたイチローの例です。

イチローは「野球が好き」という自分ニーズを確かめるために、毎日欠かさず10分間素振りをしたといいます。

仕事の仕組みを作るときにこの「自分ニーズ」をしっかり組み入れています。

ビジネスで一番大事なのは「継続」であるわけですが、そこに自分ニーズを満たすものがあれば、より継続しやすくなるわけです。

これを実現するためには、まず自分の感覚を磨くことになると思います。

私がコーチングで「傾聴技法」と合わせて学んだことが自分の感覚をときすますことでした。

実践で相当訓練が必要でした。また継続しないとすぐにその感覚が薄くなってしまいます。

恐らくビジネスをしているときも常にそれを意識している人達だと思います。

「自分ニーズ」を大切にするには、自分の自分ニーズをわかってないと意味がないので、まずは見つけること。

そしてそれを感じ続けることも大切なのです。


【迷いが無い、諦める、割り切る】

人生もビジネスも選択の連続ですが、そのスピードがとんでもありません。

恐らく自分の中に明確な評価基準があるのだと思います。

そのため、「考えておきます」という思考回路はまずありません。

自分の中の明確な評価基準として、「諦める」「割り切る」という感覚は顕著に出ています。

選択する場面に出会ったとき、多くの方が「両方選択する」を選びがちです。

それは時間を使えば両方選択することも可能だからです。

Aタイプの人はすべての可能性を自分のモノにしようとするので、

必然的に選択をしようと思いません。

それでどんどん時間がなくなっていきます。

Cタイプの人はさっさと諦めます。


分かりやすく商品展開を例に考えてみましょう。

例えば「商業デザイン」が出来る人だとします。
(デザイン自体で差別化できる一部の芸術家ではありません)

Aタイプの多くは「デザイン事務所」を立ち上げて、あらゆるデザインを扱います。

名刺も、チラシも、ホームページも、看板も、デザインします。

名刺は名刺で奥が深いです。

チラシはチラシで奥が深いです。

ホームページはホームページで奥が深いです。

つまり、付加価値のあるものを提供するには、それらを全て研究する必要があります。


Cタイプの人は割り切ってひとつに絞ります。

そうすると、研究に時間を注ぐことができるので、Aタイプの人よりも付加価値の高いものを提供できるようになっていきます。

私は名刺の分野でこれを成立している人を数多く観てきました。

私の自分ニーズは「デザイン」というよりは「セッション(ヒアリング)」→「文章化」なので、ちょっと違いますが、やりたいことは同じことです。

普通は、同じデザインなので、名刺かチラシかって選べないんですよね。

やってみないと分かりませんし、それに気づくのも難しい。

その部分で「自分ニーズを大切にしている」からこそ、名刺とチラシの違いがわかるのかもしれません。


「諦める」「割り切る」という観点で別の効果もあります。

自分はこれが出来ないから、これが得意な誰かにやってもらう、とか、

自分はこれが出来ないから、この出来ることをやるとかです。

「諦める」といっても実行しないわけではありません。

他の選択肢を諦めて、実行するわけです。

本田圭介は膝を怪我した時にこんなことを言っていました。

「これはチャンスだと思う」

今まで大きなケガをすることがなかったそうですが、

ケガをしたことで練習や試合ができなくなってしまいました。

それで出来たのが「時間」です。

彼はこれをきっかけに肉体改造をスタートし始めました。

Cタイプの人は立ち止まることはありません。

少なくとも、立ち止まっているようには見えません。


まとめるとこうです。

「他の選択肢を諦めることが出来る人は、

自分ニーズがあるものに集中して時間を投下できる」

これに気づかせてもったのは大きな価値だと思います。

この思考は、結局マーケティングの観点からも、営業的な観点からも、また精神的な観点からも優れています。

私は「セッション+表現」に自分ニーズがあります。

これが必ずセットであったものなら継続できます。

それを常に感じて、レベルを上げていきたいと思います。

それで笑顔に暮らしたいものです。

コメント(4)

とても興味深い記事でした。
私の場合「自分ニーズ」が一体どこにあるのか。
それを見つけることができていません。
それは自分の「内にあるもの」なのか、「外にあるもの」なのか。
悶々とします。

>匿名さん

読みづらい記事だったと思いますが、読んでいただきありがとうございます。

自分ニーズは自分の内にあるものなので、日々の生活で今自分が「どう感じてしまっているか」に注目してみてください。

どんなことに「ドキドキした」「ワクワクした」「怖かった」「不安を感じた」などなど、
自分の感覚を言葉にしてみてください。

感じる目をもたないといつも通り過ぎてしまいがちです。


突き詰めて自分ニーズを知りたい場合は、
他の方と感じ方について比べてみるといいと思います。

同じ出来事でも「感じ方」は人によって様々ですので、その違いを知ることで自分を知ることができます。
自分の中にあるものなので、自分一人では気づけないことも多くあります。

お返事ありがとうございます。
そう、まさにそこで躓いているのです。
今の私は「感じる」ことが非常に少ない人間になっています。
どんなことをしても「ワクワクドキドキ」など感じることはなく、
今までそれで流されてきましたが、今必死にもがいております。

現状で何も感じることができない私は、いろんなことを体験して
「感動」できることを探す、つまり「外のもの」を探すことは
自分ニーズの見つけ方としては不適なのでしょうか。

マス風さんがおっしゃてるような「感覚を感フルに感じる」人間になりたいです。

>匿名さん

お返事ありがとうございます。

私の捉え方が間違っていて失礼しました。

匿名さんの「外のもの」を探すという動き方で間違いありません。
何かを経験しないで、自分が感じることはありえないので、
そういう意味では「外にあるもの」ですね。

ただ「感じる」ことは、外のものに取り組んでいても、内向きの能動さが必要です。
例えば「ワクワクって今感じてるよな」「いや、これはドキドキだな」という確認作業を常に意識的に行うことです。
人間何をしていても本来は何かを感じているはずなんですが、意識しないと感じることが出来ません。
「感じられる」わけではなく「感じる」わけですので。能動的です。
(これは本当に訓練だと思っています)

でも「感じにくくなっている」こともあると思います。

「感じる」ことが非常に少ないということは、
人と深く話をする機会があまりないのではないでしょうか?

人間は、他人と接すると自分との違いに必ず「刺激」を感じるように出来ています。

私とのコーチングセッションにご興味があればお気軽にメールください。


(追伸)
記事の中でも挙げた、本田佳祐選手の動画が見れます。
http://v.youku.com/v_show/id_XMzIyNjIzMjM2.html

この動画の16分あたりで本田はこんなことを言っています。

「自分の理想というのは、本当にはるか先で、
どうジャンプしても追いつかない自分が先にいるんですよね、
そこに対して、どれだけの覚悟を持って挑めるか、
常に自問自答しながら、それから行動に移すわけじゃないですか
一方でそれを受け止めた上で、クリアしている障害も沢山あって
それが自分のひとつの喜びになっているのは間違いないですよね」

一流の選手が、どれだけ感じることに能動性を持っているかが分かると言葉だと思います。

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このページは、マス風が2012年2月 1日 20:22に書いたブログ記事です。

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