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2011年12月 7日

【日常描写】テレビドラマのエキストラとして出演します

こんばんは、マス風です。

昨日はあるご縁があり、

某局の来年始まるドラマの撮影に参加させていただきました。

エキストラとして撮影なので、当たり前ですがセリフも何もありません。

顔が写っているかは分かりません。背中は写っているだろうという程度だと思います。


なぜ参加したかというと、

「ものづくりの超一流」を見たかったからです。

超一流のものづくりはいっぱいあると思いますが、

これほど、様々な人が関わるものはなかなかありません。

5分ぐらいのシーンだったと思いますが、

3時間ほどかけての撮影でした。

シーンによっては6時間とかかける場合もあるようですが、

ここまで綿密に作られているとはしりませんでした。


例えば、AさんがBさんにセリフを言うシーンがあるとします。

このシーン1つを作るために

・Aさんの目線
・Bさんの目線
・その他引きの映像など
・その他の出演者がいる場合は、しゃべっていなくてもその人の表情

様々な角度から撮影する必要があります。

一度に撮影できない目線などの映像は、別々に撮ります。
引きとアップも、別々に撮ったりします。
つまり、実際流れる映像は、何回も同じセリフで撮影したものをつなぎ合わせているわけです。


しかも撮影は、段階をおって行われます。

・ドライリハ
カメラを回さずにリハーサルを行います。

・テスト
カメラを回しますが、試し撮りです。
カメラもテストですが、照明や音声もシビアにテストしています。

・本番
女優さん俳優さんのメイクを整え本番です。


つまり、最低でもこの3段階を全ての撮影で行なっていきます。

そしてあっという間に時間が過ぎていってしまうわけです。

こういったテレビの裏側はもちろんすごいのですが、

これがすごいから見に行ったわけではありません。


私が特に好きになったのは「照明さん」です。

照明のリーダーの人が、めちゃくちゃかっこよかったです。

「照明」って、ただ光を当てるだけと思いがちですが、違います。

意図して当てている訳ではない光を「遮断する」というのも仕事です。

1カットずつ、あらゆる照明機材を使用して組み直していきます。

カメラのライティングは重要ですが、ここまで本物を見たのは初めてです。


「音声さん」もすごかったです。

音声も音声を拾うことだけは仕事ではなく、消すことも仕事でした。

余分な音が入らないようにするわけです。空調などはかなり気を使っているようでした。


まあ、ありとあらゆる人がここまでプロ意識をもってやっている現場はなかなかありません。

ディレクターが総指揮する感じも最高でしたね。

時間は費やしましたが、

これはかなり自分の肥やしになりました。

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このページは、マス風が2011年12月 7日 22:51に書いたブログ記事です。

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