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2011年2月27日

【お仕事】デザイン界の鳥貴族を目指すと言うことで

ここ1ヶ月の感覚で、仕事について考え方が大きく変わってきた。

仕事は作り手だけの意識では絶対に成立しないということを、

いまさらながら分かってきた。

作るのにどのぐらい時間がかかるから料金はいくらとか、

そういうレベルの話では無いということに気づいたのだ。

今まで、職業柄、時間単価を意識してきたので、

どうしても単純な「○人日」といった計算手法になってしまう。

しかし、この方法では、お客さんの目は無いわけだ。

つまり、お客さんの利益がここには無いわけである。

そうすると、平気でお客さんの利益になっていないのにもかかわらず、

「○○円になります」と言うことができてしまうのである。

技術者にありがちな間違いということだと思う。

高くても自分のビジネスのためになると思ったらお客さんに買ってもらえるし、

安くても自分のビジネスのためにならないのならお客さんは買わない。

作るのにどのぐらい時間がかかるなんてどうでも言い訳なのだ。

だからといって、全部無料でやったらいいかというとそうでもなくて、

支払いが生まれるということは、それだけの価値が生まれているということである。

つまり、無料であるということは、価値がないということなのである。

自分の場合は、デザイン無料を営業コストとして考えているので、

ここの線引きはしっかりして、価値のあるものを作っていきたいところ。

さて、タイトルの鳥貴族であるが、

ここ最近自分の仕事のやり方の理想が鳥貴族であるような気がしてきた。

この前、鳥貴族の社長の講演をきいたからそれに影響されているわけではないが、

鳥貴族ポリシーがすごく好きだ。ただそれだけの話。

デザイン業界を自分はほとんど無知で、勉強したとしても、踏襲する気はないので、

異業種目線で一から構築したいと思うが、おそらくビッグネームの方以外では、

上記したような技術者目線のやり方をしているに間違いない。

そうなると、ある層のお客さんはまったく手が出せなくなってしまう。

そこを狙っていきたい。

鳥貴族が若者向けの焼き鳥屋としてオープンしたのと同じ感じである。

鳥貴族は、チェーンのいいところと個店のいいところを組み合わせて、

串打ちはお店でしていると言う。

それはデザインをテンプレを使わないで作るというスタンスに当てはめようと思う。

鳥貴族の一番のサービスは価格だということで、こちらも同様のスタンスで行きましょう。

ということででかいことを言いすぎましたが、いい見本ができました。

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このページは、マス風が2011年2月27日 16:24に書いたブログ記事です。

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