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2010年1月25日

人間らしい日々

そんな日々を求める人が増えてきました。

いや、増えてきたのではなく、

戻ってきたのでしょう。

私があるセミナーで出会った方は、

今の魚屋の現実を変えるため、

対面販売の、

「今日はどんなのがおすすめ?」

「どんなんにしたらおいしいの?」

とかを、魚のスペシャリストから聞ける昔ながらの魚屋の復活を目指して、

起業をしました。

飲み会で隣でいろいろ話したことがあるのですが、

ものすごく料理に詳しい方でした。

魚屋なのに、魚以外に、というか食全般に詳しいのです。

いや、詳しいというかそれを自分のものにしているというか、

ああ、好きなんだろうなというのが伝わってきました。

その人が卸した魚であれば安心して食べられるに違いない、

そう思える安心感というか、信頼感を結ぶことができるのだと思います。

こういう場面を私が、どのような場面においても増えてほしいなと思います。

今の典型的なパターンといえば、

これは極端な例になってしまいますが、ある販売店が右から左に、

人間みなく捌くような販売方法をしている場合を考えてみます。

めちゃくちゃ安いわけでないなら、そこで買う意味がなくなってしまいます。

このような販売店の場合は、おそらく考え方が単純になってしまっているのだと思います。

例えば、値下げが一番お客様のためになるという考えをしているとか、

従業員の数を出来るだけ少なくして、まわしてしまおうという考えがあるとか、

そいうものでしょう。

プロフィットは、セールス引くコストなわけあり、これが商売の基本であるといわれてしまうため、

安易な考え方になってしまうのかもしれません。

しかし、ちゃんと学べば、それ以前に重要なことがわかるはずなのですが、近来のテクニック的な手法の横行がそれを邪魔しているのかもしれません。

もしかしたら、私たち自身も心が荒んでいたのかもしれません。一つ魚を食べるだけなら、どうにかして安く仕入れようとしてしまったのです。

地方分権としてみても同じことです。

全体でうまくやろうとしていても、図体がでかすぎます。

ですから、今の仕組みは、本当に成長率が高い状態を維持する以外に持たないわけです。

今の日本は、全体を見るあまり、ここで生かしがいがあることに注目できずにいるのかもしれません。

それ以前に、政治家の既得権益というもので、前の記事に書いたとおり、責任と権限の割り振りが出来ていないのでしょう。

ある場合にいたっては、子供手当てなどの話題が当てはまりますが、責任だけ地方に押し付ける場合もあるかもしれません。

今度、あの魚屋にあいに行きたいなぁ。

きっと、そんな日は、一番人間らしい日になるに違いありません。

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このページは、マス風が2010年1月25日 01:00に書いたブログ記事です。

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