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2008年1月25日
初訪問、インターン体験と何が違うか
今日は仕事でお客様ところへ初めて訪問してきた。
僕の職種はシステムエンジニアなので、お客様と打ち合わせを重ねて、仕様を作り上げていくことが必要。大工でいうと棟梁的立場、お客様との打ち合わせは欠かせない。
僕がITでものづくりをしたいと思ったとき、どんな視点で環境で立場で形式でしたいのか考えたとき、この棟梁の立場があって、システムエンジニアという職種を選んだ。
そういう形で、相手が求めるものを作りたいと思った。お客様とそれだけ近くにいるわけであって、お客様のことを一番聞ける立場だと思う。
そんなわけで、僕も訪問をしてきた。上司2人に同行。
打ち合わせの話に付いていくのは無理で、状況把握に精一杯だった。
これがスタートだ。そう思った。
でもたぶん、人と会って、一緒に協力しながら一つの道を見つけていって、一つのものを作っていくという流れは、特に珍しいわけでもなくて、あらゆる場面において存在するなと実感した。
ただ、自分が新卒で入社して、初めての訪問で、初めてのお客様のところで、初めての担当者で、初めての「システム」の打ち合わせということが特別だっただけ。そういう意味でのスタートだ。
ちょくちょくこのブログでも語っているんだけど、僕にはインターン経験が2回ある。1回目のインターンで、今まで全然経験ないなと思った。特に人と接する面。だから2回目のインターンでたくさんの人と会う営業という職種のインターンを選んだ。業務を大雑把にいうと、ホームページ作成を飲食店に提案した。期間は8ヶ月。週に3回ほどフルタイムで働いた。
それを通して分かることは、そこでお客様のところに訪問したときと、今回の感覚はそう変わらないということ。職種の違いはあると思うんだけど、基本的には同じこと。人と共同して何かを生み出すことだと思う。
もちろん、当時はバリバリ営業できていたわけじゃなくて、イチから仕事を取ってきたということはおそらくゼロ。飛び込み営業も何件かしたけどオール門前払い。成約までいく案件は、社員の方が90%ぐらい進捗させたものや、お客様からの問い合わせからのものがほとんどだった。
でもやってきたことはやってきたこと。この経験を「今の仕事には当てはまらない」と、捨てるほどもったいない話はないし、実際に「人と共同して何かを生み出すこと」なのには変わりないし、その喜びも変わらない。
だから、スタートといっても「初めてですので何にも出来ないです」ということは言いたくない。違うのは環境だけで、やることは初めてじゃない。残すところはその環境を知ることだ。
インターンの営業も最初は社員の人と同行したけど、今回と同じく一言も実質的な話は出来なかった。でも、問い合わせからの案件とかならやがて一人でこなせるようになった。最初との違いは、その環境が分かるようになってきたからだと思う。飲食店がどんなことを望んでいるのか、それが売上とリンクするのか、などなど。
ただ、それが深い。今回はそれが深い。
ホームページ作るだけなら、どんなデザインで、という視覚的な話が多くなってくると思うんだけど、システムは業務の話になる。業務の話になるということは、現場の話になる。現場を知らなくては、何も出来ない。
そこが、純粋のスタート。
大学で学んだ知識も総動員しよう。
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