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2007年3月25日

青春18きっぷの旅 三日目の旅日記

2:30起床。三時間ほどがっつり寝れたようだ。到着までまだ一時間ある。この一時間を有意義に使いたいと思い船内を散策自販機販売のカップヌードルが無性に食べたくなりよくわからないテレビを見ながら食べた。そしてシャワー室があることに気付き浴びることにする。船内には僕ともう一人の乗客しかおらず他はトラックの運ちゃんたちで客席にはほとんどこない。こんな貸し切り状態で尚且つ移動もできて1280円は安い。言うことなし。到着間近となりあの有名な函館の夜景を横からではあるが見ることが出来た。

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(船内でカップヌードルを食べる様子)

3:45函館着。北海道初上陸だ。寒さは仙台に到着したときと同じぐらいでそれほどでもない。しかし真っ暗なわけのわからないところで下ろされたためまずは現在地を把握する。五稜郭をめざす予定だが、そこで函館朝市という文字を発見。五稜郭のあとは海鮮丼に決まりだ。時間もちょうどいい。 携帯を電池で充電しながらひたすら歩く。
4:30五稜郭着。だが入れない。朝五稜郭のウォーキングしている人についていくと入れそうな橋を発見。一瞬だけ入ったが真っ暗なのですくに出る。せっかくなので近くのトイレにはいる。わけのわからぬ記念。

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(五稜郭から五稜郭タワーを望む)

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(五稜郭の説明)

5:00函館駅方面へ向かう。そこでさっきよりも気温が下がっていることに気付く。風が冷たく携帯で文字を打つのも限界になってきた。
5:22走る。
5:30途中土方歳三最後の地を発見。たまたまこの道を通ったのだが運がいい。

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(土方歳三最後の地の説明)

5:45函館市場到着。適当な店を探して入る。メニューを見てかなり迷ったがここだけは贅沢しようと思いウニいくら丼を注文。2625円也。いくら丼だけなら1000円ぐらい安かったがせっかくなのでうまいウニを食べたかった。実を言うと僕はウニにいいイメージがないのだ。だがそんな過去の思いはすぐに覆された。ちゃんとしたウニの味を初めて味わったんだと思う。甘い甘いとよく言うように本当に甘かった。それでいてまったく生臭さが無かった。僕は最初に醤油をかけてしまったことをちょっと悔やんだ。ウニもいくらも、本来の味だけで十分だった。

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(ウニいくら丼。大葉の下にもウニがどっさり)

7:08江差行き普通が函館をたった。車両は一両で動力はディーゼルだった。

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(函館駅前)

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(函館駅)

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(7:08発江差行き普通)

8:10木古内着。ここで約一時間半の待ち。ここから先は津軽海峡線となる。現在の青春18きっぷのみを使っての本州北海道間移動はかならずこの駅で乗り換えなければいけないため、重要な意味がある。
9:31八戸行き特急スーパー白鳥14号が木古内を出発。木古内蟹田間は現在この特急を使うしかないので青春18きっぷでも使えることになっている。かなり快適。

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(スーパー白鳥14号。木古内駅にて)

9:40青函トンネル突入。さよなら北海道。27分の間トンネルを突き進むことになるとのアナウンス。もちろん青函トンネルは初体験。トンネル突入から15分弱がたったころだろうか。トンネルから青と緑の光が見えた。冒頭のアナウンスによるとそれが一番深いところの目印だという。27分という予告どおり青函トンネルを抜けた。ここはもうすでに青森だ。
10:25蟹田着。ここでまた一時間以上の待ち時間を必要とする。まわりはもうさっきから同じ顔の人たちばかりだ。そんな構成でまた青森まで進んでゆく。余談だがもってきた本のなかに「竜馬がゆく」がある。この前長崎で生の亀山社中跡やその背景をきいて読んでみたいなと思い買っておいたものである。それがこの旅にも合うところがあって非常におもしろいのだ。東海道線を乗り継いでいるときに竜馬も江戸を目指し、函館で五稜郭をみた後に竜馬の時代で黒船がきて幕府が下田と函館を開港するのだ。ちなみに五稜郭はその開港したときの防衛のために築かれたものである。このことを五稜郭の案内板で読んだばかりだ。なんか幕末が面白くなってきた。
11:42青森行き普通が蟹田をでる。ここで先のことを考えていたら欲が出てきた。どうにかして四日目は山陰本線からいけないだろうか、と。そして時刻表と睨めっこが始まった。結果は無理だった。さまざまな思いはあるが一応最初からの目標だった四島制覇だけはしたい。
13:03弘前行き普通が青森を出る。青森ではダイソーで携帯充電用にアルカリ単三電池を2パック8本買う。今日は朝から充電をしていたため、電池が無くなっていたのだ。青森駅でキャンペーンでお茶を配っていたので自分からもらいにいく。かなり助かる企画に出会えた。電車に乗ってからは昨日買ったホタテおにぎりを二つ食べた。朝贅沢しすぎたのでこれを食べるしかない。賞味期限が過ぎていたが匂ったら大丈夫だった。そして意外にうまかった。ここから秋田までは昨日の折り返しだ。時刻表を相変わらず暇つぶしに見ていたがそこでわかったことがひとつある。それはここから寝台を除くがどんな手を使っても新潟以降には行くことは出来ないということだ。正確には翌日の始発の関係上行く意味が無くなるのだ。これで今日のルートは予定どおりに行くことに決めた。ただ、まだ4、5日目に変化をもたせたいという気持ちが残っている。
13:50弘前着。一時間待ちなので付近を散策。弘前城を見ようと歩いたが残念ながら一歩手前で時間切れ。城の一部が微妙に見れただけだった。

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(弘前駅前)

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(弘前城まであとわずか)

14:56秋田行き普通が弘前を出発。
17:38酒田行き普通が秋田を出発。このまま絶妙な乗り継ぎが可能となって新潟までいけるはずである。さて、日本海が先か、日没が先か。日本海が先だった。
19:41村上行き普通が酒田を出発。その時急にあられが降り始める。電車にあたるさらさらと乾いた音がする。しばらくするとそれが、からからにかわった。その後あられはすっかり止んでしまいトンネル連発ゾーンに突入する。
22:14新潟行き普通が村上を出発。スムーズではあるが鬼のように長い乗り継ぎもそろそろ終盤となる。先程の乗車中、どうしても風呂に入りたくなったため新潟からもう一本だけ乗り継いで青山という駅までいく必要が出てきた。夜中でもやっている健康ランドはそこしかないのだ。駅から2キロあるので歩く必要があるが辛抱が必要だ。

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(新潟駅前)

23:30新潟着。ここから乗り継ぎ、という所でビジネスホテルの看板が目に入り、そっちの方が気になってしまった。看板によると4200円程度だという。旅も半ばであるしそろそろ個室で寝たかった。と言うより2キロ歩いて銭湯よりも確実に価値が高いと思った。実際に行ってみると9時間パックなるものが各所で存在していて、入室は24時からになるがますます魅力が上がった。
24:05ホテル入室。前払いで2980円払う。とにかく風呂に入りたかったので風呂に湯をためる。その間旅の終盤に控えて荷物を整理する。風呂に入る。自分の部屋よりも確実に広い湯槽でいやされる。これは朝も入ってしまうな、と思う。その後青森でフェリーにのる前に買っておいたもう一本のビールがあることを思い出し、それを飲む。明日の始発にあわせて目覚ましを早めにかけてすみやかに寝る。

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このページは、マス風が2007年3月25日 22:09に書いたブログ記事です。

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