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2006年5月10日

200文字の読書感想文「こころ」

夏目漱石『こころ』新潮文庫,1952年

夏目漱石『こころ』を読んで……

何よりも登場人物の気持ち動かされる描写がすごかった。
「K」が死んでからの「先生」の葛藤は、「先生」の心の中にあるものだけなのに、だがその責任感から自らが押しつぶされる姿は、見ていてつらかった。しかし、これは誰もが背負っているものなのではないかと思った。別に自殺まで行かなくても、筋の通らない責任感を感じたことは誰もがあると思う。関係ないけど「心マネジメント」が重要だ。

これは私の想像(妄想)に過ぎないが、御嬢さんの母親、つまり軍人さんの奥さんは、「K」の真実を知っていたまま死んでいったのではないかと思う。打ち明けてしまえば、御嬢さん、つまり先生の妻が不幸になる。そんなことを思って墓場にまでその真実を持っていったかと思うと、また心が痛い。全て妄想で申し訳ないが、この「奥さん」のストーリーを別の小説としたら面白いと思う。「今、愛に行きます」のように、あとから次々と真相が分かるパターンだ。(妄想が過ぎました……)

関連リンク:2005年の「新潮文庫の100冊」でも読むか

コメント(4)

こころの読書感想文で400文字3枚以上で書いていただけませんか?

>エリさん
コメントありがとうございます。
学校の宿題でしょうか?
始めに答えを言いますが、私はそれに応えることは出来ないです。ごめんなさい。

私も読書感想文が大嫌いだったので、パクリたい気持ちは良く分かります。
パクるなら、私を頼るよりも、検索エンジンで「こころ 夏目漱石 感想」と検索すれば、すばらしい感想文がそろっていますよ。
それらをカスタマイズするなり、複数の感想文をつなげるなりして、出来るだけ手を加えてください。丸写しは字の練習にしかならないので、少しはいじったほうがいいですよ。悪魔でもパクるならですが。

でも、他の人の感想文を見ると分かりますが、なにもすごいことなんて書いて無いです。意味が分からなかったら分からない、嫌いな文だったら嫌いだ、と書けばいいんですよ。まあそれが難しいんですが。

エリさんに限らず、最近このページにアクセスしてくださる方がすごく多いんですよ。
昨日なんかはこのページだけで53人も来てくださいました。
エリさんに限らず、皆さんも残り少ない夏休みを頑張ってください。遊びも忘れずに。

文が長くてすいません。汗

正直なところ、上記の感想文は、相当学力の低い人間が書いたものだと思われます。このような惨め極まりない文章で学生をたぶらかしている暇があるのなら、少しでも語学の勉強をしたらいかがですか??

教師様

コメントありがとうございます。執筆者のマス風と申します。

誠に恐れ入りますが、私なんかに何故ご意見していただいたのか教えていただけませんでしょうか。
何か、教師様の周りで、学生の文章能力低下等の問題があったのでしょうか。

おっしゃる通りこの文章は最悪ですが、悪い文章を見た学生は、臨機応変に私を反面教師にしようとすると思います。情報社会の現代にかかわらず、どの学生でもこの辺の判断力はかなり長けていると思います。もし、現代社会で起きている学力低下等の要因が、私のような人間であるという思いがおありであれば、それは以上のような理由からあらかじめ否定させてください。

ご意見していただいた「頭が悪いから勉強しろ」というのは、私としても以前から認識しているごもっともな点でありますので、否定はございません。
ただ、私には、何故それをわざわざご指摘していただいたのかが、誠に分かりかねます。

よろしければ、その意見までに至った経緯を明確に教えていただけませんでしょうか?
意見には、何か自分の中での思いがあってこそするものだと思っています。よろしくお願い申し上げます。

あと、私は学生をたぶらかしたつもりはありませんが、実際にそのように受け止められているのであれば、どのような文章がそのような要因となったのでしょうか?
もし、お返事いただけるのであれば、これもあわせて解説していただけたら幸いです。

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このページは、マス風が2006年5月10日 23:30に書いたブログ記事です。

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