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2006年4月 9日
「21歳のエレクトロニックエモーション」 マス風
意味のあるもの、意味のないもの、その選別作業さえする気力が無くなるときがある。
今日もいつものようにメールが届いた。
今日は13通だった。やはり日曜日は随分マシになる。
現状における日々届く情報のほとんどは、主体的に感じるものではなく、どこか他人行儀で顔が見えない。
虚像か実像か、その存在さえも怪しくなる。
無機質に太字で目立たされた新着。
送ったと同時に、タイムラグ無く届くシステム。
届けられた情報は虚しい音と共に、右下にウインドウをポップアップさせて、そのタイトルが伝えられる。しかし大概の場合は中身を見るまでは、その内容を読み取ることは出来なく無駄な感情が直走る。
自分の名前が無理やり宛がわれた様な文面に、自動的につけられた署名に目をやる単純作業。
今後も幾度と無く繰り返されるのだろうか。
のどが渇いているときに限ってそのものがないように、ほしいものは悲しくもとても有限的に提供される。
そこではじめて実態の姿に気づく。
おそらくこの厖大な情報のほとんどは虚像にすぎないのだろう。うん。
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