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2010年11月 3日

アイデアマラソン #3 「就活バイト」

「就活バイト」

ちょっと前に聞いたどっかの自治体でやっていた特殊な就活支援。

これは、お金をもらいながら就活するという前代未聞の支援だった。

確か17万程度の月給が支給されていたと思う。

その支援を利用していた学生が「責任をもって就活できる」といっていて、

全く意味が分からなかったが、

感覚としては雇用保険をもらいながら転職活動するニュアンスに近い形かもしれない。

これは支援の話だが、今回はこれをビジネスに応用できないか?というもの。

というのはやっぱり新卒というのはものすごいバリューのある人材である。

就職難就職難といわれるけど、これは大手にターゲットをおいた場合であって、

中小は求職者に対して求人数が上回っていたはず。

つまり、中小はあまり人材を確保したくてもできていないということ。

今はかなり就活の状況が厳しいらしいが、この前テレビを見たことを鵜呑みのすると、

以前よりも多くの人がより大手志向に走っているらしい。

テレビでは春の採用活動ピークがすぎたところだったが、

「中小にも視野を広げてみる」と学生がインタビューに答えていた。

ということは大手しか学生には魅力的にうつっていないということになる。

でも、実際は多くの優良な中小が存在するはずである。

という前提で行き当たりばったりで書いてみるが、

つまり就活することはお金にできるのではないかということである。

多分大手はどんどん採用活動を磨くことができる環境にあると思う。

インターンとか、頻繁にプレセミナーを開催することもできて、

学生の雰囲気とか意見とかかなり聞ける環境にある気がする。

一方中小はそんなことはなくて、全然学生の意見が入らない。

コンサルが入っていたとしても学生側の意見が直接的に反映されているわけではないし、

学生に近い若手社員が採用に関わったとしてもそれだけでは学生の生の声という訳ではない。

こういう環境があるので、就活バイトとして素直な意見をどんどん学生から引き出せたらかなりの価値があるんじゃないかというものなのだ。

企業が説明会などでとるアンケートは、将来そこに行くかもしれない学生として、本当のことを書く学生はほとんどいない。と思う。

よく言われるのは、説明会から実質的な採用が始まっている場合が多く(説明会の時点で人材を注目しておくのはよくあること)、学生としてはそのアンケートが企業にアピールする材料になる。

つまり、このアンケートが採用活動をレベルアップする材料にはならない。

しかし、この「就活バイト」を活用すれば、かなりリアルな意見を聞ける気がする。

就活バイトというと聞こえが悪いのかもしれないので、就活モニターでもいい。

学生としても冷静な視点で採用を見れるので、これを経験すると学生のためにもなる。

んー、仕組みづくり次第だと思うけど、いい形に行けば需要ある気がする。

てか、もうあるかもね。

<サービス>
企業が説明会などを開催する際に依頼を受け、就活モニター会社は、一定の就活モニターをその説明会に派遣する。しかし、企業側から分かっては意味がないので、実質上潜入調査になる。
就活モニターは、普通に参加したあと、報告を書く。その報告を就活モニター会社が編集して、それを依頼元におさめる。
なんか書いてみて分かったけど、これはよくあるCS調査みたいな感じだね。既存ビジネスかもしれない。

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このページは、マス風が2010年11月 3日 05:33に書いたブログ記事です。

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