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2010年4月 9日

人のせいにする勇気

人のせいにするのは簡単だが、

いままで人のせいにせずに自分のせいにして、

自己改革しようとして、

成長を図ってきた人には結構難しかったりする。

実を言うと、始めは、この記事を「人のせいにしない」という

題名で書こうとしたんだが、

「人のせいにしない」という文字列でぐぐって見ると、

こんなことを主張するブログに出会った。

「まさに問題の解決に尽力している人が、責任まで押し付けられそうなのを見ると、悲しくなる。」

謎は解けた、と思った。

人のせいにするのはいい。

それを、やるか、やらないか。

人のせいにした上で問題解決すればよい。

批判上等理論である。

この過激派ブログにちょうどいい理論だ。

しかし、この理論を過激といっているわけではない。

ある場合においては必要なというか、最適な論理展開だと思う。

人のせいに出来ない世の中だとどうなるか、

全てがよしとされる。

何も淘汰されない。

過去が肯定され、

そうすることが、

ポジティブだと信じられる。

結局は、その肯定したことによる矛盾した社会主義になって、

みんなでジリ貧になるんだ。

変なポジティブシンキングは一番まずい。

過去を否定することによって、未来が作られる。

必ず、

新しいことをするためには、

何かを否定する必要がある。

それが出来なければ、

終了だ。

それを受け入れられなければ、

何も変わらない。

さようなら、だ。

さて、あなたは、勇気を持って人のせいにすることはできるか?

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