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2010年1月18日

子曰、不患人之不己知、患己不知人也、

そうです。論語です。

先週末に本屋で出会った本に、

「高校生が感動した『論語』」という本がありました。

なんとこれが、祥伝社新書の売れ行き1位でした。

私は手に取っていた「早朝坐禅」という本を本棚に戻し、

この論語を眺めてみました。

私は、中学・高校で古典の授業を完全にサボっていたので、さっぱり分かりません。

しかし、論語が語り継がれているし、

中国では幼少時から論語を読み聞かせているとか、

聞いたことがありました。

聖書と並んで、なんでこんなにも読み続けられているのは不思議に思っていました。

しかし、この本を読んだらなぞが解けました。

思い切って購入した甲斐がありました。

現代にも通じる、というか、現代だからこそ大切なことがうやむやになってしまっているからこそ重要な視点があるではないですか。

もちろん、これは高校生向けというか高校講師による意訳(いや、これが現代語訳)なので、

めちゃ読みやすく2日で完読しました。

やはりこれからの時代はこころの時代に来ているなと、この本が1位なのに対し改めて感じました。

それは何も現代だからだというわけではなく、

一週周ったというだけのこと。原点に戻っただけのことだと思います。

日本の今後の世の中は、神道、仏教を中心として、そういった文化を大切にする国民が増えるであろうと思います。

それは、別に勉強してなるわけでなく、荒んだ社会の中で生きている若者は必然的にそういった温かいものを手にするだけなんだと感じます。

そして、これらの価値観によって確実に日本人の幸せ感はこれから正常化すると願います。

ちなみに、子曰、不患人之不己知、患己不知人也、は、

他人が自分を認めてくれないと嘆くものは多いが、自分が周りにいる他人の才能や長所に気づかないことを嘆くのが先だろう。という意味。

ものすごくモチベーション自己管理の部分で重要なポイントをついています。

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このページは、マス風が2010年1月18日 23:36に書いたブログ記事です。

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