【社会環境】パラダイムシフト No.5 ~ITコモディティ時代の社会革命~
パラダイムシフトについて今まで書いた記事はこちらです。
パラダイムシフト No.1 ~物流革命~
パラダイムシフト No.2 ~スマートグリッド~
パラダイムシフト No.3 ~1人1グローバルIP時代~
パラダイムシフト No.4 ~物流革命その2~
今回はITコモディティ(一般化)時代の社会革命について。
まずは、ITがなかったころの社会を思い出してください。
「人」とのつながりにより情報が流れ、
必要なものは知り合いから購入するという社会がそこにはありました。
やがてITが出てくるとそれまでの社会の在り方が変わってしまいました。
それは、情報を探す手段があるので、安いものを選べる時代になりました。
それまで常識であった、人とのつながりは薄くなってしまいました。
しかし、ITが進化し、コモディティ化し始めた最近は、
ようやく「人」とのつながりがITによって出てきました。
そうすると不思議なもので、
つながっている人からの情報が重要視されるように見直されてきました。
違いは、今までのつながりが「地域」だったのに対し、
地域の垣根が取り払われたときに「価値観」によってつながりだしたことです。
地域は離れていても、同じ価値観の人とコミュニティを築ける。
ITの進化がようやく追いついてきました。
これから始まる社会変革は、この価値観によって結ばれた「新しい近所づきあい」のある社会です。
ITによって一時的に失われた人とのつながりは、再びITによって取り戻されました。
同じ価値観の近所づきあいによって、一時的に安さだけで選んでいた行動が、
知っている人から購入しようという流れに戻りつつあります。
ITが出始める前の個人商店、駄菓子屋のような起業の姿が今後増えていくことになるはずです。
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