【ことば】清濁併せ呑む

とあるブログを読んでいてこんな言葉に出会った。

「清濁併せ呑む」

今まで触れたことがない言葉だったので意味を調べてみると、

「善も悪も分け隔てをせず、まるごと受け入れるということ。大海が清流も濁流も迎え入れることから、『清濁併せ呑むの気概』などと使って、度量が広いことに言う。」とのこと。

なかなか面白い言葉だなと思った。

大事なのは善し悪しだけで判断していては狭い人間になってしまうということ。

世の中はいい面も悪い面もあって、口先だけいいことを言っていても、

実務面ではいろいろなえげつない場面に出くわすけど、それをとやかく言っても無駄な訳で、

それらを一旦受け入れるというのは人間として大きなステージに立てれる気がする。

いいことばだなと思う。


ちょっと本題から外れるが、

自分にはえげつなさが必要だと思っている。

今までは上記した「口先だけいいことばっかり言っている人間」であると思う。

何かを実行するにはどれだけ難しいかということが多分あまり分かっていないし、

分かっていてもそこには悪い面に出くわしそうだから避けているような気がする。

ちょっと自分を鬼にするつもりで、えげつない一面も持っていたいと思う。

「ただのいい人、ただの誠実な人、では経営者にはなれない」

これは確実に言える。じり貧になる。

「えげつない」という言葉は一見イメージは悪いので取り扱い注意だが、

ここではあえて使ってみた。

別に人を騙したい訳ではないのでそこはご理解賜りたい。