性善説でいくか性悪説でいくか

今週のホリエモンのメルマガに反応してこんなツイートした。

今日のホリエモンのメルマガで会社経営は性善説ではやってられないところがあると言っていた。うなづけるけど、その他の経営者にも聞きたいところ。確かに下手に性善説やってたら潰れそうだけど。less than a minute ago via Twitter for iPad

ちょっと言葉足らずのところが多いのでここで詳しく書こうと思う。


さて、メルマガにはこんな感じのことが書いてあった。

「(会社を経営している読者からの《従業員に支払う残業代が高くてうんざり。仕事は時間で評価するわけではないのに、今の従業員を守る労働法にはうんざり。アドバイスないですか?》という質問に対して)
性善説ではバカバカしくてやってられないので、社員とか雇わないほうがいいんじゃないですかね。」
(引用許可を得ていないので、ニュアンスになってしまうことをご了承いただきたい。かなり省略しています)

これに関して、他の経営者の考えが気になった。

というのも自分は、性善説が最良だと思っていた。

例えば、残業代を不正請求したりする社員なんて基本的にいる訳が無いという立場からだった。つまり、社員は会社のためになることをするのであって、会社が不利益になるようなことはしないという考え。

もしいたとしても、社内関係うまく行く訳ないので、自然淘汰されることだろうと思った。

このような性善説こそが、人がついて来るリーダーの考えだと思うし、性悪説でいってしまっては、社員に対してつねに疑いの目を持つような形なので、社員が疲弊していくように思った。

確かに、セキュリティのようなリスク管理の観点では、ヒューマンエラーを如何に避けるかというのを仕組みとして作らないと行けないけど、その仕組みだけみると、例えば情報を外に持ち出さないなどの、一見性悪説とも取れるようなルールになるかもしれない。

そういう意味で性善説だけではいけないことはわかる気がするし、それだけでいったら潰れてしまうと思う。

しかし、メルマガでは、残業代に関して焦点が当たっている。

これであれば、例えば一人の社員が残業代を不当請求したとしても、多くの社員のモチベーションにつながるのであれば、トータルでどちらが有益は目に見えているんじゃないかなと思った。

しかし、メルマガの質問者は残業代を支払うこと自体を嫌がっていた。
多くの社員を責任者にして固定給にする作戦も、某企業が摘発されたばかりということで、そういった人事もできない。
そもそも時間あたりで稼いでいる訳ではないので、という考え方のようなのだ。

これを見たとき、正直自分が甘いのかなとも思った。

企業経営なんてやったことないので。人を雇ってそこでどうなるかなんて、経験からは全くわからない。

そこで、他の企業経営者に聞きたいなと思った。

<追記>
ここで書いて何となく感じたのは、
性善説、性悪説の話ではゴールがないかな。