2010年総括

2010年も後わずかとなった。

ここでいつも通り、記録のため、
振り返ってみたいと思う。

この2010年はどんな年だったのか。

まず、年初に計画したことを振り返っておきたい。

今年のテーマはこうであった。

「2010 Replace All !!」

2010年、すべてを入れ替える、だ。

具体的に計画していた点として、

・サラリーマン体質を卒業する

・コーチングスキルを身に付ける

・イクメンになる

以上の点を挙げていた。

どれも、「地に足をつけた自分」を想定してのものだ。

考えてみれば、一年前はブログを約一ヶ月休止して、

自分を見つめ直しているところだった。

それの結果「Replace All」というテーマに至ったのだ。


●本当に1年間かかった

現時点の感触としては、

2010年を終えようとしてみて、

「Replace All」は本当に1年がかりの本当に大転換だった。

簡単にできるものではなく、本当に1年間が掛かったという感覚である。

結果として、

・サラリーマンは体質だけでなく、本当に卒業してしまった

・当時描いていたコーチングスキルは身につけた

・当時描いていたイクメンレベルのことは出来ている

というかなりの進捗具合である。

実際のところ、コーチングはめちゃくちゃ奥が深いし、

イクメンもゴールが無いもの。

なので、突き詰めれば全然出来ていないとも捉えることが出来るが、

少なくとも年始で計画したレベルには達することが出来ていると思う。

そういう意味で、年始の計画がかなりのレベルでリアルに実現できたのだなと思うのと同時に、

そうするしか生き延びられなかったなと思う一面もある。


●要するに転換期

分かりやすい言葉で表すとこの一年は転換期である。

時間当たりに何をしたのかということを「濃度」と表すのなら、

恐らく去年、一昨年の方が「濃度の濃い」一年を過ごしていたはずである。

しかし今年は濃度ではない。

なんと表現すればいいのか、

いろんな出来事が「ブレンド」されている感覚である。

今までよりも、数では少ないが、幅の広い悩みや葛藤があった。

本当に、そういう意味で幅が広くなった。


●かなり影響度が大きかったコーチングの学び

長男が誕生したことを除いて、

一番影響度が大きかったのはコーチングを学んだことであったと思う。

コーチングは半年間に渡り隔週日曜日に終日学んだが、

主にセルフコーチングでその効果を実感することになった。

「自分をうまく扱っているかどうか」を考えたときに、

今まで漠然とした選択肢が一気に鮮明になったのだ。

そして、新しい選択肢へ進む勇気となった。

結局のところ、コーチングを学んでいなかったら、

この一年は何も変わっていなかった可能性もあるぐらいである。

原動力のなったのは「自分はもっと活かせる」、

そして「自分なりに楽しめる生き方ができる」という気づきである。


●徐々に効果が現れ始めている

メルマガにも少し触れているが、

会社を辞めてから自分の行動に責任感というものをシビア感じるようになった。

分かりやすく例えると「時間対効果」である。

時間という資源は限られている、そして限られた時間をどのように配分したら、

うまく効果を挙げられるかという視点である。

ここで重要なポイントは「費用対効果」ではないということである。

費用は人によって様々であるが、時間は限りなく平等に分配されているのだ。

差を付けられるとしたらここしか無いのである。

今までに増して、自分の時間マネジメントが可能になったことで、

効果が少しずつ出始めている。

それはマラソンであったり英語の学習であったりする。

英語は本当にレベルが低いのだが、

たぶん間違いなく前回受けたTOEIC350よりは上がっているはずである。

これからビジネスの分野にも効果を上げていかないといけないが、

間違いなく一つ一つのことに対する取り組み方は変わっている。


●山はいくつも立ちはだかっている

実際のところ、当初は独り立ちへ踏み切るのは2012年を予定していたので、

想定よりも2年間未熟ということになる。

それだからか分からないが、壁や山がいくつも立ちはだかっている感覚である。

そんな簡単には乗り越えられない山のようにも思える。

ただ、最近強く思うのは「若さ」というのは最強の武器であるということである。

「若さ」というのは、主に体力的な若さが強いと思う。

特に無茶が効く20代でこの選択ができたことを本当に良かったと思っている。


●会社員体験をしておいて本当に良かった

かと言って若ければいいかというとそういう感覚もない。

自分は以前に1回起業しようと思った時があった。

高校時代の頃である。

既にビジネスモデルが形になりつつあったので、

あとは勇気だけだという感じだった。

しかし、今思うと危うくてみてられないと思う。

多分、今の自分を、10年後の自分が見ても同じ感想を述べると思うが、

少なくとも就職活動を経て、会社員経験ができたことは非常に有意義だった。

と、今になって思う。貴重な体験だ。


●ようやく離陸準備完了

たぶん、まだ離陸はしていない。

まだ燃料も積み終わっていないのかもしれない。

ただ、この一年はようやくフライトへの準備が本格的にスタートした。

実際のところいろいろなことがあっただけに、

実務ではゆっくりとしていたと思う。

だから、まだ準備が終わっていない。

それは今後とりかえさないといけない。

とにかく、いい転換期をうまく乗り越えられてよかった。

2010年。ありがとう。