一点集中突破

こんばんは、マス風です。

早朝3時から寝ていません。

眠いです。

が、名刺のご依頼をいただいたので、

これから仕上げて行くところです。

出直しのご報告でご依頼いただけるとは、

本当に恵まれている話です。

また関係各所から、応援のご連絡ばかりいただきます。

本当にありがとうございます。


さて、私はこの1年半の間、試行錯誤を経験したわけですが、

そこには膨大の失敗がありました。

この沢山の失敗は、本当に私の財産であると思っています。


失敗の種類は大きく三つありました。

一つは、自分の起業スタイルそのもの。

一つは、自分の展開方法。

一つは、事業戦略です。

細かいことでいうと、営業展開から、価格設定から、仕事の流れ、臨機応変さがなかったり、コミュニケーション不足など膨大にあります。


時間軸で細かく分けると、

今まで三回の失敗がありました。

1回目は、そもそものマーケティングリサーチ不足。

2回目は、ビジネスモデルの失敗。

3回目は、展開方法の失敗です。

細かいことでいうと、準備のレベルであったり、営業スキル不足であったり、仕事観が曖昧だったりです。


あらゆる角度で失敗を分析できます。

分析できるというよりは、「失敗の匂い」が分かる感じかもしれません。


中でも共通する要素は「展開方法の失敗」だと思います。

今考えると、自分の中で詰め切れていない活動に手を出していました。

自分の等身大での事業展開が重要だと気づきました。

それは、元をたどれば自分の軸をしっかりもって、地に足を付けることです。


先日、お客様の起業時に関わる案件がいくつかあったので、

客観的に「起業」について考えていました。

起業までの構想・ビジョンは、誰もが素晴らしく魅力的なのですが、

それが現実にさらされた時・計画時に困難に直面した時に、その時にもしブレた場合。

失敗へと向かう可能性が一気に高くなるということです。

もちろん、当初大切にしているコンセプトだけは死守して価値を提供すればよいのですが、

盲目的になり、大事なところ(いわばコアコンピタンス)も変更してしまうのです。

結果的に価値が周りの人からわからなくなります。そうすると、お客は来ません。

ブランディングの基本の部分でもある訳です。


今いる自分は、敢えて「仕事着」を脱いだ感じで、仕事したいと思っています。

あくまでも私の場合ですが、仕事だからと行って、自分を作らないってことです。

自分を作るって変ですが、要するに起業エディションの自分はいらない訳で、

お客様もそれを望んでいる訳ではないことにも気づきました。

私がそうしたくないだけなのかもしれません。

だから、このプライベートブログとして長年書いてきたマスカゼパッションで仕事の受付をすることにもしました。


ブランディング名刺を作ってきて、

「自分の価値はこうです」という伝える大切さを売ってきました。

しかし、提示した価値と、本質の価値にギャップが生まれると、

ブランディングとしては失敗で、マイナス効果にも成り得ます。

これがお客様の名刺を作るときに客観的に分かっても、

自分の立場では出来ていなかった気がします。

展開方法にしても、何にしても。そこに本質が込められていなかった気がします。


これから大事にしたいことは、

どのような価値を私に感じてもらえるのかというところです。


ビジネスモデルが素晴らしいからといって成功するとは限りません。

経営戦略が完璧だからといって成功するとは限りません。

技術が素晴らしいからといって成功するとは限りません。


それよりも、自分と接してもらうことで、

少しでも気持ちがいい

少しでも感動する

少しでも笑顔になれる

ことが大事だと思うわけです。


ハード面ではなく、ソフト面。

頭ではなく、ハートで感じるサービス。

仕事の本質はここなんではないかと思っています。

これが毎回頭では分かっています。

しかし、毎回起業という魔物に阻まれます。


ここを崩さないように、一気に利益ベースに乗せることは目的としないことに決めました。

利益を得ても、本当の価値を感じていただけなければその利益は一時のもの。

今までお客様が去っていくことも何ども経験してしまいました。

そのため、私の答えとして「副業として」出直すという結論なのです。

利益は後から付いてくる。間違いありません。

頑張っても利益が出ないという失敗も経験済なので、システムもしっかり作ってサービスを提供します。


起業には色々なスタイルがあるので、正解は本当にありません。

ある人は、バイトなんかまずやめちまえと言います。

またある人は、バイトしながらの下積み時代も経験とも言います。

またまたある人は、仕事をしていることを伏せて、大活躍している人もいます。

これも起業の魔物です。


個人事業も起業ですし、

法人設立も起業ですし、

職人も起業ですし、

アーティストも起業ですし、

音楽家も起業です。


起業という言葉は本当に怖い言葉です。

それだけ怖いことが分かった今、地に足が付けるのかなと感じます。

最初の一歩として、今週茨木商工会議所に行くことになりました。

地域戦略も自分なりの展開で見直しです。