【中長期計画】 2011 2nd Quarter IDO PLAN

いやぁ、早いもので4月になりました。

この3ヶ月間本当にあっという間でした。

2月から本格的にイワタデザインオフィスhttp://iwatadesignoffice.bizを開業することになり、

知り合いの方や、知り合いの方からの紹介を中心に徐々にお仕事もいただけるようになって来ました。

そして、まったく知らないお客様からのご注文もわずかですがいただけるようになって来ました。

追加発注をいただいたときの身にしみてうれしい感覚を感じています。

ただし、実際はスタートしたばかりです。というかまだまだスタート地点と言っても良いでしょう。

普段は、どうしても目の前のことばかりを追い求めてしまいますが、3ヶ月に一回は中長期的に考えていこうということでこの記事を今年から書くことにしています。

じっくり考えるときも、たまには必要です。

しかし、ここ最近、実際体で動いてみて、お客様からの直接の声を聞いて、磨かれるものなんだなと、ここ2ヶ月で本当に良く分かりました。

頭で考えることをいくらやっても精査されませんでした。

なので、実際の行動は、ここの考えることと並行して、動きながら決めていこうと思います。

実際、この3ヶ月でも大きくブレました。いい意味でブレたと言って言いと思います。

そのブレがどうだったのかというところを検証できるようにしていきたいものです。

それでは、2Qのイワタデザインオフィスの計画を書いていきます。


【自分の仕事に自信がついてきた】

さて、これからの活動を考えていく上で、ここ2ヶ月の活動の間で落とし込まれたことがありました。

それは「デザイン無料」という自分の事業の強みです。

この表現にいたるまでは紆余曲折がありましたが、この言い方がシンプルで分かりやすいためか、人に説明している間に、自然にこうなりました。

このことに関しては、事業としてやっていけるのかという否定的な突っ込みもいただきますが、肯定的な意見や、デザイン無料だからお願いしますというお客様もいらっしゃいます。

難しいのが全ての方の意見を取り入れてしまうと、商品がぼけてしまうということです。
全ての方に役立てるサービスと言うのはおそらくないと思うので、いろいろな方の意見を聞きながら、自分の中で必要だと思っているこの強みは維持していきたいと思います。

このデザイン無料がなぜ強みだと感じるかというと、私自身、デザイン業界出身ではないので、デザイン業界の分かりにくさを自分自身で感じるものがあります。特に料金については、不明瞭だというところが多いと思います。これを解消できればと思います。

実際、ご依頼してもらえる方の多くは、デザインしてもらいたいけど・・・、とそこでとまっている方が多いような気がします。そのような方のお役に立てるということで自信がついてきたというところと、このような層はかなり多いのではないかと思います。

実際のところ、価格設定も非Web入稿で受け持っているところでは日本一安いと言う自信があります。安いだけではなく、品質も良いと思っています。

以前よりも日に日に「良いもの作りますよ」と言えるようになってきました。


【これからの活動を考える上で】

しかしながら、これが事業として成り立つかどうかは案件数にかかっています。

つまりは、案件数を増やすという課題がはっきりしてきたということです。

どうしたら案件数を増やすことができるのか考えなくてはいけません。

必要なのは営業・広報・広告です。

営業は適宜していかなくてはいけませんが、商品のコンセプト上、営業コストを無駄に掛けるわけにはいけません。商品に営業コストを乗せるわけにはいきません。

さらに、商品の性質上、プッシュというよりは、プルで展開したほうがコスト的に有利ということも分かってきました。

いままで、自分のコンセプトがはっきりしていなかったので、うまく広告も打てませんでしたが、徐々に固まってきたので広告を出すことができます。

もちろん、ニュースリリースも同様です。

これからは、特に広報・広告に力を入れていく必要がありそうです。

さらに必要なのは、窓口を広げることです。つまり、商品種類を増やすことです。

現状、商品種類は6点ですが、これを今Q中に17点までに増やします。

商品種類を増やすことでコスト増になってしまったらどうしようもないですが、

幸いなことに業態柄そういうことはありません。

商品種類を増やすたびにプレスを打って皆様に知ってもらえるようになればと思います。

営業は協力者に依頼中です。

プレスは基本的に月1回、一定の広報費を確保して展開します。

広告はまずは一番コストを抑えてできる内製のチラシを月に1,000枚は配布することとします。


【デザイナーから運営者に】

しばらくの間、自分の名刺に「デザイナー」と明記していたのですが、

なんか腑に落ちていない感がありました。

今の名刺には「運営責任者」と表記しています。

これはかなり腑に落ちています。

以前は「デザインをやっています」と言ったところが、

今では「こういったサイトを運営しています」と言えるところが全然違います。

お客様から気軽に利用していただきたいのに「デザインをしています」では、

敷居が高い気がするのです。

「こういったサイトを運営しています」と言ったときに、
じゃあ一回見るだけ見てみようとなるのではないかと思うのです。

サイトには価格がしっかり明記してあるので、お客様は安心すると思うんです。

なんというのでしょうか、運営者となったことで自分のお店ができた感じでしょうか。

以上は、非常に感覚的なことかもしれませんが、自分ではかなり重要なことです。


【ターゲットについて】

あんまりブログとかでオープンにする内容ではないかもしれませんが、

クローズする意味もないので、いろいろな話を取り上げていきたいと思います。

当店がお役に立てるターゲットはおそらく中小企業・個人事業主・飲食店といった

小規模のグループや個人です。

中小企業といっても感触としては10人以下、会社形態にして信用が出てくれば違うと思いますが、
厳重としては小規模の業態だと思います。

感触として会社に勤めておられるサラリーマンの方からは、名刺もチラシも注文する必要がないのでターゲットにはならなさそうです。お役に立つためには、現状の商品構成だけでは不十分で、追加予定の子育て応援メニューやプライベート応援メニューを充実させる必要がありそうです。

事業計画書に書くようなコアなターゲットとしては、30代の大阪に住む会社勤めの既婚男性で、子どもが2歳ぐらいの女の子が1人と、妊娠中の妻がいて、既に副業を展開し始めており、これから数年で独立しようとするところで、趣味はマラソンをしていて、マラソンサークルを立ち上げようと思っている人です。

ちなみにターゲットとなる主な層の起業される方は、会社形態だけでも毎年10万件あるので、個人事業主や副業を展開されている方はさらに多いはず。

参考:経産省資料 http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/h22/h22/html/k870000.html


【商品分析】

続いて改めて商品分析。

・To who(誰に、ターゲット)
中小企業の総務さん、社長さん、個人事業主、飲食店
具体的なターゲットは上記参照

・What(何を)
デザイン
名刺、チラシなどの印刷物
ホームページなどのWebサイト

・Who(誰が)
自分が

・Why(なぜ)
効果的なPRの手助け
コスト削減

・How(どうやって)
Webを通して

・When(いつから)
既に開始
その他サービスは今Q中に開始

・How mach(いくらで)
サイトを参照

・How many(いくつで)
サイトを参照

・For who(誰のために)
依頼者のため

・With who(だれと)
営業担当者
印刷担当事業者

・Where(どこで)
Webで


【競合優位性(印刷)】
・一般的な印刷屋さんやデザイン屋さん
特徴:打ち合わせを重ねてお客様と認識をあわせながら制作
+面:細かい要望に応える。高い技術力と対応力
-面:価格がかなり高額になってしまう。基本料が必要

・Web入稿専門業者
特徴:デザインを起こしさえすれば低価格で印刷が可能
+面:価格だけを重視するなら一番安価。
-面:自分でイラストレーターなどでデザインを起こす必要があるため、高人件費

・当店
特徴:内容を伝えれば無料でデザインし、印刷も低価格で実施
+面:デザインを自分で作る必要がないので自社で人件費がかからず、また印刷コストも安い
-面:多くのデザイナーがいないためデザインの幅は多少限られる


【競合優位性(Web)】
・ホームページ制作会社
特徴:打ち合わせを重ねてお客様と認識をあわせながら制作
+面:細かい要望に応える。高い技術力と対応力
-面:価格がかなり高額になってしまう。基本料が必要

・当店
特徴:内容を伝えれば無料でデザインし、制作も低価格で実現
+面:明瞭費用で敷居が低い
-面:多くのデザイナーがいないためデザインの幅は多少限られる


【告知・広報方針】

新商品で商品知名度がないものは、モニターを募集&ニュースリリースする。

今後の子育て応援メニューやプライベート応援メニューは、特にこの形式で告知広報していく。


【売上計画】

名刺:客単3,000円
チラシ:客単10,000円
HP:客単50,000円
他は計画中の商品(仮に客単5,000とする)

4月:名10 チ2 H1 100,000
5月:名12 チ2 H1 他2 116,000
6月:名14 チ2 H1 他4 132,000
7月:名16 チ2 H1 他6 148,000
8月:名18 チ2 H1 他8 164,000
9月:名20 チ2 H1 他10 180,000
10月:名22 チ2 H1 他12 196,000
11月:名24 チ2 H1 他14 212,000
12月:名26 チ2 H1 他16 228,000

2年目平均
月:名30 チ2 H1 他20 260,000

3年目平均
月:名40 チ2 H1 他40 390,000

おそらく、将来的には計画中の商品が売上の軸になってくると思われる。
1年目中にはバイトを1つに絞ろう。。w

大きな展開をするにはまだ時間がかかりそうです。
一年目でビジネス的な感覚が自分に身につけば展開もだいぶしやすくなってくるはずです。


【損益計画】

ここ1ヶ月で大体必要な費用が分かってきました。
今後の営業広報広告費用のための費用を追加して考えたいと思います。

1年目月額費用・2年目月額費用・3年目月額費用

売上原価20,000・40,000・60,000
販管費30,000・50,000・50,000

すごいざっくりした科目にまとめました。

もちろん、ここに本来なら自分の人件費を入れないといけないわけですが、
現状、自分の人件費をバイトでまかなっている状態なのでいけませんね。事業として大赤字です。

個人事業主なので給料という名目ではないですが、

1年目で100,000、2年目で150,000、3年目で200,000ぐらいは確保したいと思います。

こんなに赤裸々にしたの某面白企業ぐらいですね。

このままだと机上の空論というか、絵に描いたもちなので、

とにかく「動く」ことが必要とされます。