岐路#057■内々定&就活終了―勝負服を捨てた―

私は勝負服を捨てた。

昨日はある企業の最終面接だった。
先日、最終面接連続落ちのときに考えた「自分が自分らしくいられる会社像(参照)」に当てはまる企業であった。

私は面接の時は大抵、特に重要と思われる面接の時には必ず着ていくという服が合った。
真っ白なボタンダウンシャツ。
通常着ている青み掛かったようなシャツより3倍も高く、自分に箔をつけるために身に着けていたのだった。

しかし、この日は着なかった。
もう後が無いし、この企業が一番いいと思っていて落とすわけにはいかなかったが、ここは敢えて着ないと選択した。

自分●●で勝負したいと思ったからだった。


真っ白なシャツ:4900円
本気の自分:PRICELESS!

学校を終え、その足で会場へ向かった。
そして、その会社に面接に来るときは必ず寄っていた喫茶店に入り、いつもどおりコーヒーを飲んだ。今日だけは、精神統一に終始することにした。

その後、これもいつもどおりトイレに寄った。そして鏡を見て、自分という人間をしばらく客観的に見ていた。

「いけるか?」
「いや、いくんや!」
心の中でそう叫んだ。


そして私は社長に言った。
「必ず活躍する」
「損はさせない」
そう、言い切った。

いや、これは初めて言い切れた言葉だった。

自分のその企業で自分らしくいられる自信があったし、自分の中で覚悟が出来ていた。

そして出るものが出た。出るべくして出た。内定が出た。


社長と強く、握手をした。

もちろんここに就職すると決めた。


思い返せば、勝負服を脱いで自分自身で勝負するのには非常に時間が掛かった。
様々の人たちからパワーをもらったおかげだ。

そしてナカタさん(仮名)がいなかったら、あれだけしっかりと言い切れなかった。
そして今のインターンにいっていなかったら……
人生どんなことがあるか分からない。

恩返しはこれから筋の通しつくすことだ。

就職先は社員数25人の小さな企業。

私が受けた企業の中で唯一明確なビジョンがあった。文系の私からみても明確だった。

ここは伸びる。と思った。
いや、俺が伸ばす!


ここで私は、ものづくりをする。

私のものづくりはシステムだけでなく、その会社自体も作り上げる。

おそらく完成は無い。企業もシステムも変わり続けなくてならない。

そのために自分も変わり続ける。